コンサルタントの使命とは?
先日、ある金融機関のお客様の相続についてご相談をお受けしました。相談の内容は土地活用でした。金融機関の担当者の方もあの手この手と対応はされているご様子でした。

面談を仲介していただき、担当者の方とお会いして、まずは相談内容を伺いしました。その際、私なりに事前準備したポイントをもとに質問させていただきました。
その中で「相続」を「争族」にしないためのアドバイスをさせていただいたところ、担当者の方から、
「自社商品を利用して対策したい」
との返答をいただきました。私が提案した「資産の組換え」などは軽く否定された印象をうけましが、タイムオーバーでその場は席を立ちました。翌日、面談をセットしていただいた方に前日の釈然としない気持ちを打ち明けました。
確かに我々も業務として相談をお受けしている訳ですし、当然昨日の金融機関の方も同じ立場におられます。自社の商品を提供し、会社もお客様も共にハッピーであれば何の問題もありません。また相談者の思いを形にするために取組まれているのは十二分に理解できますし、1つ1つの対策は決して間違ったものではないのですが、総合的に考えると1つの商品に偏りすぎて、相談者にとって決してメリットのある対応とはいえないのではないでしょうか?」
セカンド・オピニオン
今回は担当者の方とお会いしただけで、お客様と直接お会いできなかったため、消化不良に終わってしまいました。やはりコンサルタントは常にニュートラルな立場で仕事ができないと、結局お客様へベストなご提案をできないと痛感いたしました。
私自身、非常によい経験をしたと思いますし、機会があれば今回のご相談者にお会いさせていただけるよう、現在もお願いしているところです。
今の時代、「セカンド・オピニオン」が徐々に定着してきておりますので、財産のご相談も特定のところに片寄らず、疑問があれば別の専門家に意見を求めることも必要ではないでしょうか?
平成19年4月9日 船井財産コンサルタンツ京都 堀田

