京都市「新景観法(高さ制限)」の余波 -2-
9月1日に「京都市新景観法」が施行されました。
京都市「新景観法(高さ制限)」の余波 -1-で報告いたしましたとおり、今回の条例施行は高さ制限を厳しくするだけではありません。美観地区の細分化でも思わぬ事態が起こっています。
京都市内は建物と建物の隙間がほとんどなく、間口が狭く奥行きの長い「鰻の寝床」の土地が多い地域です。そういった事情から和風建築の軒の出やけらばの出を少なく建築してきました。
美観地区の一部地域では、「原則、軒の出は60cm以上・けらばの出は30cm以上」と改正条例によって定められています。この規制により、以前は建築できた建物が建築できなくなります。両隣との間にスペースが絶対に必要となるからです。
不動産の相場は動いている
建売業者の方々などに話を聞いてみますと、以前なら10区画取れていた土地が今回の規制の影響で8区画にしかできない土地になってしまったということでした。販売戸数が減りますので、土地の購入金額を以前なら坪100万円で購入していたところ、現在は坪80万円で商談しているそうです。
不動産は相場で動くものですから上がる下るの判断は簡単にできませんが、「新景観法」の施行で影響を受ける土地の価格が上昇していく要素は以前に比べて減っていくと思われます。
不動産の相場は本当に動いています。
「新景観法」が施行され、京都の不動産がどうなって行くのか、今後も継続的に報告していきます。不動産についてお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。
平成19年9月5日 船井財産コンサルタンツ京都 安藤

