地主様のかかえる問題!
地主様の典型的なスタイル
仕事柄、「地主様」と呼ばれる方々と数多く接してきました。よく耳にする話として、日本の地主様には、ある典型的なスタイルがあります。それは、次の通りです。
- 農業(昔からの家業)をされてきて、ある地域に集中して不動産を所有されている。
- 財産の中で不動産の占める割合が非常に高い(割合が80%を超えることも)。
- 自分の土地を自由に活用したり売却したりするのが困難。
- 財産に見合った収入が入らない。つまり現金収入が少ない。 等....
昔ながらの農業をはじめ家業中心によって財産を形成してこられたので仕方ないのかもしれません。また、「借金は駄目」「土地を売るのに抵抗がある」とおっしゃることもよくあります。今は、農業や家業中心でなくなっていても、昔ながらの考え方は我々の想像以上に根強いものです。
同じ地主様でも大手企業の場合は、利益追求と経営的戦略によって、自社所有の不動産対策は既に終わっています。新たに企業に課せられた「減損会計」が、更なる利益追求や資産リストラを促進した面もあり、本社ビルさえ売却したケースが数年前から見受けられました。
企業は、不要な不動産、利益を生まない不動産を整理し、業績向上に努めてきたのです。私の予測では、近い将来、中小企業も後を追うことになるでしょう。
家業型財産から収益型財産へ
私が気がかりなのは、個人の地主様の大切な財産が、今後の土地価格の下落とともに益々『目減り』していくであろうということです。ご先祖から受け継がれた大切な財産を、今の時代の変化で『目減り』させて良いのでしょうか? 多くの財産をお持ちなのに収入が少なくて良いのでしょうか?
農業をはじめとする『家業型財産』から時代に合った『収益型財産』の形成へ、同時に相続対策も見据えて色々考え、実行しなければならない時期に入っていると感じる昨今です。
その、お手伝いが私の役割だと思っているのですが・・・
平成21年03月06日 船井財産コンサルタンツ京都 財産コンサルタント 半田哲哉

