実務家とお客様との間にあるものは? ギャップについて考える
弊社は、資産家や企業オーナーの方々から相続や事業承継のご相談を承っています。以前、5回にわたり、ご相談で生じる視点の違い(=ギャップ)について書かせていただきました(参照: 事業承継を考える -3-, -4-)。私は業務を進めていく中で、これらのギャップの存在を認めつつ、それを埋めようと最善を尽くしますが、時には埋まらず、何か見えない壁があると感じます。
弊社が提案する『相続対策』。目の前に提示させていただく「相続対策」と記した提案書も、実務家とお客様の見方は異なります。私から見た提案書は「業務」であり、お客様がご覧になると「厄介な問題」と映ります。
お客様は問題を解決したい、私も同じです。「解決したい」という共通意識は明確であっても、すべての案件でお手伝いできるわけではありません。
- 費用の問題?
- 本当に対策が必要なのか?
- 誰に頼めばよいのか?
- どこまでやればよいのか?
理由は何か? 私自身がまずその点を認識して、紐解かなければならないと考えます。
納得と実行
相続や事業承継の鍵は「時間」です。時間はあればあるほど、万全の準備を整える事ができます。「対策の期間が5年より10年、10年より20年と比例してよい結果が得られる」とお客様は納得されても、実行まで漕ぎ着けられないケースは少なくありません。その事は、実務家にとって『矛盾』であったとしても、お客様それぞれに様々な背景があり、致し方ない事なのかも知れません。
今回の日記をご覧いただいている方々の中にも、顧問の税理士・会計士・弁護士などの専門家から提案を受け、必要性を感じながらも実行されていない方々もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
何故、実行しないという決断をされているのか? 一度にぶつけてみてはいかがでしょうか?
平成22年05月07日 船井財産コンサルタンツ京都 財産コンサルタント 堀田 隆史
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